猫間川をさがせ

『マチともの語り』という文芸サイトで連載し、著者初めての著作として ebook で刊行した作品です。太古は海湾であったという大阪平野は川や運河が多く流れていたのですが都市化に伴い多くが暗渠にされています。そのなかのひと筋、猫間ねこまがわという全て暗渠化された川の流路を追い、文献を浚ってかつての姿を掘り起こしています。

2008年1月11日に有限会社「ティアオ」より、株式会社ボイジャーが運営していた「理想書店」で発売されました。「理想書店」は現在もありますが今とはサービス内容は異なりドットブック形式でのダウンロード販売、T-Time というリーダーソフトでパソコンで読めるというものでした。

2011年10月14日には有限会社「ティアオ」よりスマートフォンアプリ向けに配本いただいています。その当時はストア数が多かったですが当初より Kindle Store と楽天ブックスには配本されていませんでした。

2024年4月26日に椋の個人出版プロジェクト「路傍の文学」から改訂三版を刊行することとなりました。もし今までお読みいただけておりましたら、これまでと大きな改稿はなく、あらためて購入いただく必要はないものと考えています。あえて細かい改稿で三版として刊行し直すこととなった経緯はあとがきにも書きましたが、お世話になってきた有限会社「眺」が事実上運用を停止されたことによるものです。

今後更新されることがない見込みですがTIAOBOOKS(有限会社「ティアオ」)の書籍紹介ページがまだ残っています。記録のひとつとして、掲示しておきます。

TIAOBooks: 『猫間川をさがせ』